介護保険サービス導入を想定した入院中から自宅退院までを解説!

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まーこ
まーこ

こんにちは〜!まーこです。

本日は自宅で介護保険制度を初めて使用する方へ、例を出して説明ができればと思います。

自宅で介護保険サービスをスムーズに利用するためには、結論「必要な手続きや相談先を段階的に踏んで進めていくこと!」が何より大切です。

もちろん、利用までの状況は人それぞれですが、今回はひとつのモデルケースを用いて、そのステップをわかりやすく紹介したいと思います。

モデルケース:

「父が突然倒れて入院し、麻痺が残った状態で退院予定。自宅で介護が必要になったとき、どのような手順を踏めば、介護保険サービスを導入できるのか?」

このケースをもとに、自宅で介護サービスを利用できるまでの流れを、ステップ形式でざっくり解説していきますね!介護保険サービスを利用するにはどうしたらいいのか・・結論は以下の流れです!

(ステップ1)医療ソーシャルワーカー(MSW)に相談しよう!

入院先の医療ソーシャルワーカーにに不安な気持ちを伝えましょう!そうするとすぐに専門機関に繋いでくれます。

入院は長くできると思っている方もいると思いますが、治療が終わったらすぐに退院させられます。今後の方向性を短時間で決めなければなりません。

そこで相談できる場所として、「医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー/MSW)」がいる相談室があります。病院によっては名前が違うので、看護師に聞いてみてください。

相談者
相談者

父が倒れて、体の状態も大きく変化があり、自宅でどのように過ごしていいかわかりません!

MSW
MSW

ご本人の状況やご家族の状況を詳しく教えてください

チェック!
◻️本人の生活状況と家族の生活状況を整理しよう
◻️退院後の家族介護ができるかどうか、家族で役割分担の話し合いをしよう

まずは以上2つを整理できていればOK!

包括支援センターへ個人情報を開示して良いかどうかの病院が許可を求めてくると思います。許可されると、お父さん居住の包括支援センターから連絡がくると思います!

(ステップ2)包括支援センターに相談しよう!

 市役所や区役所などの自治体は高齢者の総合窓口ではありません。

「地域包括支援センター」という機関が総合窓口となります!

地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう支援することを目的とした機関です。各自治体によって設置されており、高齢者やその家族、地域住民が利用できる総合的な相談窓口の役割を果たします。

ここでも一緒!先ほどの整理したチェック項目を伝えてください。病院に相談した内容を繰り返すこととなりますが、機関が変わりましたのでしっかり伝えてもらえたらと思います!

チェック!
◻️本人の生活状況と家族の生活状況を整理しよう
◻️退院後の家族介護ができるかどうか、家族で役割分担の話し合いをしよう

(ステップ3)介護保険の申請をしよう!

包括支援センターから介護保険の申請をするように勧められます。手続き等、代行で行なってくれます。もちろん、各自治体に出向き家族が申請することも可能です。

この申請をすることで、介護度がつき、ご本人が必要な介護サービス、例えば「ヘルパー」「デイサービス」などを利用することができます。

  • 申請書提出から結果までの期間は、およそ1ヶ月から2ヶ月程度。介護度が決定します。
  • 介護保険申請には、「介護保険認定調査」と「介護保険主治医意見書」が必須です。

「介護保険認定調査」とは、めちゃくちゃ簡単にいうと、介護度をつけるための生活状況を見るために、国の基準に則った調査を自治体の調査員が実施します。病院での調査も可能です。同席は必須ではないですが、状況を伝えることは必要なので初めての申請なら、同席して詳細な状況をお伝えしても良いと思います。ただ感染症などの配慮で病院などでは同席できないところもありますので病院に相談してみましょう。

「介護保険主治医意見書」とは医療面の状況を見るために、記載しなければならない医師の意見書です。

こちら2つの手続きは自治体が処理します。料金の負担はありません。

(ステップ4)ケアマネジャーとの契約をしよう!

介護保険サービスを利用する際は、ケアマネジャーが必要となります。一人一人にケアマネジャーが付き、導入までのサポート、利用開始してからのサポートを行ってくれます。

そのため、介護保険の申請して間もない時でも、介護保険サービスを利用する場合は、ケアマネジャーをつける必要があります。

探し方は、2点あります。①自分で探す方法②包括が探してくれる方法です。

題名でもある通り、ケアマネが決定したら、会社と契約をする必要があります。

⚪︎ケアマネジャーの主な仕事⚪︎

  • 介護保険のサービスの情報提供や提案
  • ケアプランの作成、
  • 課題把握、ご本人やご家族の状況把握
  • 上記のことを行うための定期的な自宅訪問

※利用料金についてはかかりません。

ケアマネジャーとは契約関係となります。契約として、1〜2時間はかかると思います。印鑑の準備は念の為しておいてください。

(ステップ5)ケアマネジャーに相談しよう!

退院前にどんなサービスを利用できるのかケアマネから説明を受けておいた方がいいと思います。またご本人やご家族の状況を伝えてください!ケアマネからサービスの提案や情報提供があります。

ここでは長くなるので一つ一つの説明はしませんが、退院してからすぐに利用するサービスとしては「福祉用具」が多いと思います。

福祉用具とは、車椅子、手すり、4点杖など・・

体に麻痺が出てしまい、動くのに制限が出てくることもあります。

例えば

  • トイレからの立ち上がりがしにくくて不便・・
  • 玄関の段差があるから上り下りが難しくなった・・
  • 畳に布団だったけど、床から立ち上がれなくなった。どうしよう・・

こんな悩みや不安を病院で感じることがあるかもしれません。そんな時に福祉用具の出番です!

「トイレや玄関に適切な高さの手すりを設置してみよう!」「介護ベッドを借りてみようかしら・・」

これらの福祉用具は基本レンタルです。福祉用具を取り扱う業者との契約になります。業者により価格が数十円違っていたり、扱う商品の数が違ったり、ということがあるので、ケアマネにおすすめの業者を何社か情報提供してもらってください。

その他様々なサービスがありますので、ケアマネジャーに相談にしてもらえたらと思います。

(ステップ6)介護サービス導入のための会議をするよ!

いよいよ自宅に退院の日!お父さん、自宅で過ごせるかしら??と思っているのは束の間・・。

病院退院してから、自宅到着して忙しくしている時に

ピンポーン!

👩「あら、どなたかしら〜?」

👤👤👤(介護サービスで関わる人たち)「こんにちは〜!」

自宅退院してすぐに介護保険サービスを利用する時には、退院して間もないうちに会議をする必要があります。

それが「サービス担当者会議」

ケアマネジャーがご本人の状況、ご家族の状況を確認してから、仮プランを作成し、このサービス担当者会議を開催しなければならないという決まり事が国で定められています。

サービス担当者会議では、仮プランにご本人の必要な状況を記載されており、本人に必要なサービスも組み込まれています。それにご本人、ご家族が同意されましたら、サインします。

(ステップ7)介護サービス事業所と契約をしよう!

会議の後は、それぞれ導入するサービス事業所と契約をします。業者さんとは全てが契約関係になります。ペンと印鑑は念の為ある方がいいかも知れません。

時間も2時間程度はかかると思っておいた方が良いです。

(ステップ8)いよいよ介護サービスの利用開始!

そしてご本人、ご家族が良いと思ったサービスの利用開始となります。導入までに時間がかかってしまうのがこの介護保険サービスの特徴です。

本人にとって合わないと感じた際は、サービスの変更や中止、終了なども可能です。その際はケアプランの変更が必要になるので業者への連絡ではなく、ケアマネジャーにご相談ください。

退院してから自宅で介護保険サービスを利用するまでを解説したよ!

ここまでが長かったですね💦最後まで読んでくださりありがとうございました!

介護保険サービスの導入の流れを説明しました。

介護保険のサービスを導入するのには、どうしても時間を要してしまうので、家族との話し合いを行い、役割分担して進めていってもらえたらと思います!

まーこ
まーこ

わからないことなどございましたら、コメントください!励みになりますので、よろしくお願いします。

以上です!

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